HBCラジオ放送

歯と口の健康に関する正しい知識を普及啓発する日として6と4、“ムシ”にかけて昭和3年に6月4日を「むし歯予防デー」と定め、そして昨年からは「歯と口の健康週間」として、歯とお口の健康増進のための健康週間が始まりました。私たちが健康で一生をおくるためには噛むことが非常に大切です。自分の歯で噛んで食べるという楽しみが、長生きをするうえでも大事です。歯が健康な人は、体も健康だという研究結果もあり、「歯の健康」と「体の健康」というのは非常に関係が深いものです。

12歳児が一人平均何本のむし歯があるかというデータがあります。昨年の北海道は1.8本で全国ワースト2位です。ちなみに全国平均が1.05本、1位の新潟が0.6本です。全国平均の約2倍、1位の新潟と比べると3倍も多いのです。このような状況を踏まえ北海道は平成21年に「北海道歯・口の健康づくり8020推進条例が制定されました。通称、「8020推進条例」といいますが、その条文の中に「フッ化物洗口」と「成人歯科保健」の推進が明記されています。

フッ化物洗口についてです。これは「フッ素の化合物」を水で薄めて作った液体を口に含んで、ブクブクとうがいをするものです。ガラガラとうがいをするのではなく。新潟県では小学校などでフッ化物洗口を実施してもらうことによってむし歯を効率的に減らすことができました。つまりフッ化物洗口は集団で行うことにより効果があがるのです。

もう一つ「成人歯科保健の推進」についてです。学校では「学校保健法」でお口の健康診断が義務付けられていますが、大人、つまり成人になるとありません。成人はむし歯だけではなく歯周病にかかりやすいため定期的な健診がさらに必要です。ある企業によるアンケート調査では、健診を受けている方は50%程度だそうです。しかし、実際に歯や口腔に異常を感じている人はそれより多いのです。さらにその中の半数弱は未受診という結果が出ています。未受診の理由は「悪いところがないと思っている」「時間がない」等が挙げられております。実はそれが問題です。「治療」になる前に「予防」をする。そのためには「歯科健診」が必要なのです。

最近の調査では、「定期健診」や「歯石除去・クリーニング」等、むし歯や歯周病治療以外の目的で歯科受診をされている方が増えていますが、まだまだ足りません。

本当は半年に1回はと言いたいところですが、少なくとも年に1回は、歯科健診を受けていただきたいですね。今日から始まる歯・口の健康週間やご自分の誕生日などに健診を受けるなど予め決めておくとよいと思います。

放送風景

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